10月にタイトル通り認定に合格したので、振り返りです。 あまりProfessional Cloud Developer認定のことを書いている記事はググっても少ない気がするので、覚えているうちに書いておきます。 (Googleの認定なのにググっても情報が少ないとは...)
ちなみに今年の1月にもProfessional Data Engineer認定を取得してます。 そちらの記事もよければどうぞ。
どんな試験か?
公式サイトによると、Professional Cloud Developer認定をとると以下の能力を持つことを証明できます。
- フルマネージド サービスを利用する Google の各種ツールを使用して、Google の推奨する方法を実践しながら、スケーラブルで可用性の高いアプリケーションを構築します。
- また、次世代データベース、ランタイム環境、デベロッパー ツールを利用した経験もあります。
- 少なくとも 1 つの汎用プログラミング言語に精通しています。
- さらに、Stackdriver を使用するスキルがあり、コードのデバッグやトレースを行うための有意義な指標やログを生成できます。
ちなみに認定を取得すると証明書が発行されます。この証明書はCredential Holder Directoryというサイトで取得した人として全世界に自慢することができます。各国や資格ごとにどんな人が認定を取得しているのか見れるので面白いです。
また、取得すると認定ロゴ入りのパーカーやカバンを購入できるバウチャーコードも貰えます。(本当に貰っている人がいるのか謎でしたが、以前参加したイベントでロゴ入りカバンを持っている方がいました)
何を問われたか?
出題形式
制限時間2時間で全て四択問題です。ユースケースに沿って最適なプロダクト・ソリューション・実装方法を選択する問題が出題されます。
Data Engineerと比較すると、ユースケースのシチュエーションが具体的かつ踏み込んだ内容に感じられました。 また、試験ガイドに掲載されているケーススタディを題材にした問題が(体感で)3割程度とData Engineer認定試験よりも多めでした。
出題内容
試験ガイドに掲載されているように、以下の5つのトピックを織り交ぜた設問が出題されます。
- スケーラビリティ、可用性、信頼性に優れたクラウド ネイティブ アプリケーションの設計
- アプリケーションのビルドとテスト
- アプリケーションのデプロイ
- Google Cloud Platform サービスの統合
- アプリケーション パフォーマンス モニタリングの管理
例えば以下のような設問が出題されました。(あくまで例です)
(例1)
Google Compute Engineにのせたアプリケーションを公開するためにXXXX(gloudコマンドいくつか)の設定を以下のように行いました。しかし、インスタンスグループのヘルスチェックが通らず再起動を繰り返します。各インスタンスへのSSH接続が可能なことは確認済みです。この状況の原因と対応策を選択してください。
(例2)
あなたは同僚からCloud Datastoreからデータを取得するコードのレビューを依頼されました。以下のコード(JavaやPython)を確認してあなたがすべき助言はどれですか。
かなり具体的な設問ですね。逆にどのサービスが適切か選択させる問題はベストプラクティスさえ押さえておけば瞬殺できます。
認定を取得に向けた学習
ここからは事前に何を学習したか書き連ねます。期間的には約3ヶ月くらい見ておくと良いです。 基本的には他のProfessionalレベルの試験に合格していれば基本知識を流用できます。
- Coursera
- 認定をとるために必要な知識と実装レベルの取得は以下のコース(4つのサブモジュール)をやりました。
- 私が受講した時は英語版しかなかったのですが、ここ1~2ヶ月でGCPのコースは日本語版が増えているので、これから受講される方は日本語版のコースの選択をお勧めします。
- Data Engineerと被る領域が多いので、他の認定をお持ちの方はqwicklabだけでも良いです。
- qwicklab
- ハンズオン形式の学習サイト。
- 1テーマでも複数のトピックをまとめて学べる"Quest"をやると良いです(全てのQuestをこなすには¥3,00~¥4,000くらいかかりますが)。
- 自分は雰囲気でしか知らなかったStackdriverのQuestを一通りやりました。
- 模擬試験を受験する
- Google Forms形式で提供された無料の模擬試験を何度も受験することができます。
- 分からないことがなくなるまで解きます。
- 模擬試験の各問題は、例え正解していても「なぜ他の選択肢が誤りなのか」説明できるようになるまで調べると自信を持てます。
- 実際にGCPで手を動かす
- Data Engineer認定を取得した時と同様に、GCPの各サービスの知識はドキュメントと合わせて手を動かた時が一番身につきました。
- ここで重要な点として、 手が止まったら最初に読むべきは公式ドキュメントです。 マネージドサービスは結構な頻度でアップデートされるため、非推奨の機能を使わないようにするためにも公式ドキュメントを第1のリファレンスにすることをお勧めします。
- あとはひたすら手を動かしましょう!某メンターの言葉を借りるならば、"Just Do It!!" ですよ!
次はProfessional ArchitectもしくはNetwork Engineerを取りたいですね。
以上。